2020-01-11
ものをつくっているとその時間だけは無心に自分と向き合うことができる。
手を動かしながら、素材と向き合いながら、気長に気長に。見つめていくと不思議と自分自身が造ることに反映されてくる時がある。
2020-01-11
ものをつくっているとその時間だけは無心に自分と向き合うことができる。
手を動かしながら、素材と向き合いながら、気長に気長に。見つめていくと不思議と自分自身が造ることに反映されてくる時がある。
2020-01-09
ジュエリーの世界史という本をやっと読み終えた。
何度もページを行き来したので、最近読んだ中でも時間がかなりかかってしまったけど、読み応えがあって購入して良かったと感じた。
ジュエリーの起源、信仰とジュエリーの関係、名だたるハイジュエリーブランドの創業の歴史、技術のこと、技術を編み出した職人のこと、宝石について…ジュエリーについて総合的に書いてくれている。電子版を購入してしまったので、書籍版を今度改めて購入したいと思っているほど。
昔の巧みな技法がテキストで表現されており、想像して心がふわふわと膨れ上がった。当時の技術の一部は、テクノロジーが盛んな現在でも再現できないものもあるそう。
当時の人たちの美への愚直さに感服。
#reading
2020-01-07
日本のニュースには寒波到来とあったが、嘘のような穏やかな気候で生活している。ヤシの木や南国らしい色合いの植物が立ち並んだ小道には、爽やかな風が吹き、日によってはTシャツで構わない。ただ、温かい気候しか想定されてない部屋の作りなので、暖房設備がなく、日によっては日本の冬より凍える気がする。夕方になると通りにポツポツ屋台も増えて、油っぽい香りとスープの香ばしい香りが漂ってくる。毎日少し散歩をする。歩いていれば途中で何度かは日本語の表記を見ることができる。愛嬌のある日本語。
異国の地で静かで平凡な日々を過ごしていることが、幸せでもあり、不思議さもある。
数年前にドイツから帰る時、空港で印象深いものを見た。
何人ものおじいちゃんおばあちゃんがラッパや太鼓を甲高く鳴り響かせながら空港内でデモ活動をしていた。”お金より健康が大事!”と大きく書かれた垂れ幕を持っていて、空港周辺に住む人たちが空港の騒音を訴えるためのデモらしい。皮肉なんだと思うが、その内容と裏腹に空港内で騒音を鳴り響かせていたところがユニークだった。ドイツだから言えるのかもしれない。でも、なんだかすごくしっくり来た。お金は大事だが、稼ぐ事やお金を欲しがらない事が正義みたいなのはなんかしっくりこない。
わたしが日本で活動し、生活する中で少しずつ芽生えていった違和感は表現や生きる目的が、そこに置かれたり支配されたりする事なんだと明確になった。
2020-01-03
新年のお慶びを謹んで申し上げます。平和で、思いやりある一年になりますように。
昔、夜中に原付で走っていると急にバイクが故障してしまって困ったことがあった。結果、通りすがりのお兄さんに助けていただいたのだが、そのお兄さんがとても印象深い。この場で修理できるか工具を出してみてくれたり、JAFに問い合わせてくれたり、家まで送ってくれたり、壊れたバイクをご自分の経営されてるお店の軒先まで運んでいただき、何日も止めさせていただいたりしてくれたのに、お兄さんは終始さらっとしていた。
聞けば、その方はバックパッカーだったことがあるらしく、その時いろんな人に助けられたから、自分もその人たちの厚意を還元したいだけ。お互い様だからお礼もしなくていいし、それならまた他の人に親切にしてあげてと言って、さらっと帰っていかれた。私はダサくも後日菓子折りを持って行ってしまったが、あのお兄さんみたいに、堂々と、かっこよく、大きく考えれる視野を持てるようになりたい。
2019-12-31
近年は変化もたくさんあり、考えたい時期も重なって、表立った活動をしておりませんが、そんな中でも個別のご注文を作らせていただいたり、ご縁が繋がってお仕事頂けたり、有難くもゆっくり生活に重きを置きつつ、製作させていただきました。常連さんや友人から温かいお言葉をいただいたりしながら日々を過ごしました。来年はひとまずデザフェスの出展が決まりましたのでよろしくお願いいたします。
また、私は現在台湾におり、約2ヶ月ほどこちらで生活することになりました。その様子は何かしらアウトプットしていければなと思っておりますが、それに伴いウェブショップもお休みさせていただいております。帰国後また改めてオープンいたしますので、その際にはお知らせいたします。
お問い合わせには随時対応させていただきます。オーダーやお修理等につきましては、帰国後の対応になってしまいます。
今年も残すところあと少し。みなさま良い年をお迎えくださいませ。
2017-04-02
綺麗について考える
闇があるから光がある様に、
汚いがあるから綺麗は存在する
汚いに蓋をして見ようとしないのは
現実を見ないこと
人間は弱いから
もちろんそういう一時も必要だけど
綺麗を見過ごすかもしれない
2016-06-19
目に見える仕事仲間ではないけど、イマジネーションを受ける意味での仕事仲間の人から 「貴方と話した時間は大切に、できるだけ長く保存できるよう冷蔵庫にでも入れたいと思うんですよ。きっと、あなたのアクセサリーを買う人だって、そのアイコンが欲しくて買う人もいるんじゃないですか」と言っていただいた 痺れる言葉 そう思ってくれる人がどれだけいてくださるのかわからないけれど、 わたしはそういう”ひとつ”、そしてまた”ふたつ”を大切に、わたしの冷蔵庫にしまいたい
2016-05-16
inkには、
“水面に落としたインクの様に、自由な広がりを”という意味を込めている
最近その広がりを感じさせてもらえることがとても嬉しい
例に挙げればきりがないほど
そして、自分の知らないところで起きてることを教えてくださる友人、同士、お客様
ここ数年で、わたしの中には色んな方の色んな色が混じっている
そういうのを眺めてとても幸せを感じる
だけど、もっと!と思う
もっと、色んな色が混ぜ合わさって、
印象深い色を作りたい
そしてできるなら、
見たことない様な、美しい色を作りたい
2016-03-17
言葉は大切
だけど、
言葉に惑わされる事がある
でも、
真意っていうのは
目には見えない
だけど、
真意っていうのは
大体見え易い
2015-11-14
「真意は語ることができない」みたいな言葉を読んだ
真意は皮膜の間に隠されていて目に見えないそうだ
確かにそうかもしれない
真意は感覚的で、ファジーで、掴めない
的確な表現はできないのだ
だから芸術などで感覚的に訴えようとするけれど、その受け取り方も様々
わたしの感じたままを相手も感じることは不可能だ
わたしは人は絶対的に孤独だと考えてる
友人や恋人、家族がいても、そういう部分で誰にもわからない感覚的な言葉にできないなにかは、誰しもあるんじゃないかと思う
それが自分の感性にも繋がるのではないかな
そう考えれば孤独は必要だし、相手のそこにずかずか土足で入ってはいけない
そういう部分と向き合って、自分がよくわかってくる
よく吸収し、ひとりになり消化し、最終的には還元していく事が大切ではないかと感じる